work room
2008年6月
池尻大橋に完成したプライベートなワークスペース。30歳の時からここを仕事場として使用していた。当時は普通のワンルームマンションで御近所の迷惑も顧みず、割と爆音状態だったなあ。途中の6年間くらい、別の場所を借りてスタジオにしていたが、またこの古巣に舞い戻る。設計から約4ヶ月で、部屋を一度スケルトンにして壁から何から再構築。そして完成。
最初の計画では生活空間以外はワンルームの防音部屋を予定していたが
ひとつ壁を作る事でボーカルブースが作れるのではとアイデアを頂き最終的にこんな具合に設計して頂いた。
ボーカルブースではコンピュータのモニターを
ミラーリングしながらデモの仮唄などを自ら録音している。
最近設置したSE ELECTRONICSの「The Reflexion Filter」。
アナログの機材も好きで、ここに引っ越す際にきっと今後は絶対に使わないだろうと思われた機材12個くらい手放して、どんな時も必ず使うものだけ最終的に残ったその一部。しかし再度また昔の機材の良さを見いだしながら買い足しも始めている。
あの年代の音が出したいんだけどどうしてる?と友人の編曲家に電話したら「あの時代の機材を使いなさい」だと。もっともな話。。
ミミとチロ
今まで色んな写真を撮ったが、この写真が二匹のお互いの関係性や個々の性格などを一番よく表していると思う。
「ミミ9歳 チロ6歳」
マンションの玄関を入って小さな四畳半
くらいの生活スペースからの写真。
トイレ 独身用の流し台 小さな冷蔵庫で
満たされた省スペース。
ちなみにこの写真はスタジオに改築前の部屋で事務所として使っていた頃の写真。施工を決めてからまずはこの写真を撮って、設計の鈴木氏に送った。
「この部屋をスタジオにしたい」という熱い熱意とマンションの見取り図をメールに添付して(笑)。事務所として使う前はこの場所で30歳の時から10数年の間、機材を置いて仕事をしていた。とてもなつかしい。
上の写真と同方向から撮ったもの。